こんにちはとらのすけです。
小学校の夏休みも始まり、各地で様々なイベントが開催されていますね。
夏休みのイベントとしてこのところ定着してきたものといえば
恐竜や、化石関係のイベントではないでしょうか?
関東近郊でも、様々な恐竜関係のイベントが開かれていますね。
とらのすけの長男は、最近化石に興味を持ち始めていて、
先日、早稲田こどもフィールドサイエンスの「新生代の化石」
に参加して化石を採取をしてきました。
今回は、北海道旅行で、沼田町化石館を訪問してきましたので、レポートをしたいと思います。
この沼田町化石館では、近隣で発掘された化石の展示だけではなく
化石の発掘模擬体験などの、様々な体験メニューがありとても楽しむことができました。
恐竜や、化石に興味を持ち始めたお子さんをお持ちであれば
北海道外のかたも、旅行がてらに是非行ってみることをお勧めします。
沼田町化石館は、北海道の沼田町の幌新温泉向かいにある施設になります。
沼田町の中心を南北に流れる幌新太刀別川(ほろにたちべつがわ)は
恐竜時代の中生代から、恐竜が絶滅した後、海の哺乳類が爆発的に増加した
新生代(第三紀鮮新世)の化石が一か所で発掘される、「化石の宝庫」
今回は、以下の体験をしてきました。
・レプリカ作成
・ミニ発掘
・ハイグレードミニ発掘
・化石のすくいどり
・模擬発掘
レプリカ作製では、タカハシホタテまたは、プリオサウルスの歯のどちらかの
化石のレプリカを、石膏を使って作製します。
こちらは完成のサンプルイメージです。
完成した後、アクリル絵の具等で着色することで
より本物っぽい作品にすることができます。
こちらが、レプリカ作成の手順です。
石膏を溶かして、型に流し込んで固めるだけですね。
長男は当然(?)ながら、プリオサウルスの歯をつくることしました。
まずは、スプーンを使ってすり切り7杯分の石膏を掬い取ります。
コップに水を入れて、石膏をつくり型に流し込みます。
流し込んだ後、軽くトントンと落とすことで空気を抜きます。
型に流しいれた後に蓋をして、45分ほど乾かします。
待ち時間の間は別の体験をしていたので退屈することはありませんでした。
乾いたのちに型から取り出します。
こちらが完成した石膏レプリカです。
綺麗にできましたね。
ミニ発掘は「発見クリスタル!」と「発掘ミニ化石」の2種類があります。
どちらも小さな土の塊の中に入っていて、道具を使って削って取り出すという体験です。
こちらが削り出しに使用する道具です。
長い棒は「ガリガリ君」と呼ばれる道具で、この棒を使って土を削ります。
こんな感じで、小さな土を削り中身を取り出します。
子供たちは
「もう手が疲れた~」
と言いながらも、楽しそうに削っていました。
4回チャレンジをした結果、以下の化石と石をゲットしました。
・アンモナイトの化石
・アラゴナイト
・フローライト
このフローライトは、ブラックライトを当てると発光するという
ちょっと変わった石です。こんな感じに光ります。
・ヘマタイト
体験で採取できる化石は本物ですが、近隣で採取されたものではなく
体験用に購入しているものとのことです。
通常のミニ発掘とは別に、ハイグレードミニ発掘コース(1回:600円)もあります。
ミニ発掘よりも大きな化石や、鉱石が埋め込まれた大きな石から発掘をします。
タガネとハンマーを使って作業をするので
小学生以上ぐらいの子供が対象のコースかと思います。
こんな感じで、タガネを使って削っていきます。
削る際には、中にある化石や鉱石が壊れないように、
タガネを斜めに当てて角から少しずつ削っていきます。
なかなか難しいようですが、頑張って作業をしています。
2回体験を行い以下をゲットできました。
・サンゴの化石(左側は参考のための化石。右側が発掘したもの)
発掘後には、
「レインボーアンモナイトが良かったー」
と言っていましたが、大きな化石が手に入って満足そうです。
・アメジストクラスター
こちらは鉱物の石から出てきたものです。
紫水晶が珍しかったのか、中々気に入っていました。
模擬発掘は、館内の模擬発掘コーナーに埋まっている
タカハシホタテの化石を掘り出すというものです。
1日5名限定のコースなので、確実に体験をしたい場合は
事前に予約をしたほうがいいと思います。
ハンマーとタガネを使って、土の中に埋まっている化石を掘り出します。
残念ながら、掘り出す前の写真を撮り忘れてしまいましたが
こちらが掘り起こした後になります。
こちらが掘り出したタカハシホタテの化石です。
ちょっとびっくりするぐらい大きいです。
このサイズの化石を持っている、小学生はなかなかいないんじゃないでしょうか。
取り出した化石を水であらい、ブラシでこすって泥を落とします。
取り出した後は、表面に樹脂を塗ってコーティングをして劣化を防ぎます。
樹脂が乾くと完成です。
持ち帰ったら、綿を敷き詰めた箱に入れて保管したと思います。
偶然ですが、訪問した当日に「どさんこワイド」という、北海道の番組が取材に来ていました。
放送された映像はこちらから見ることが出来ます。
平日に化石館を訪問したためか、ほかのお客さんはほとんどいませんでした。
「結構楽しめたけど、あんまり人が来ない施設なのかな?もしかして穴場か?」
と思い、化石館のスタッフの方に聞いたところ。
「今日は平日なのですいていますが、夏休みの土日だと100人くらい来ることもありますよ」
と言われ、そういえば、日程をずらして夏休みをとって
旅行に来ていたことを思い出しました。
穴場ではなく、人気の施設のようです。
確かに、これだけの体験ができるところは、なかなかないと思いますので
人気があるのも、うなずけます。
今回は、他に人がいなかったためか、スタッフの方がほぼつきっきりで
体験を指導してくれたので、とても良かったです。
また、今回日程が合わずに断念しましたが、化石館では館内での体験だけではなく
フィールドでの化石採掘体験も行っています。
理科好きな子にしたいご家庭や、恐竜や化石が好きな子供がいらっしゃるご家庭
には、とても良い場所だと思います。
夏休みの計画に加えてみてはいかがでしょうか。
それではまた。
前の記事:沼田町ほたるの里でホタル観賞を読む
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自然体験イベント参加
早稲田こどもフィールドサイエンス
科学体験イベント参加
栄光ゼミナールの無料実験教室
プログラミング教室体験
小学校の夏休みも始まり、各地で様々なイベントが開催されていますね。
夏休みのイベントとしてこのところ定着してきたものといえば
恐竜や、化石関係のイベントではないでしょうか?
関東近郊でも、様々な恐竜関係のイベントが開かれていますね。
とらのすけの長男は、最近化石に興味を持ち始めていて、
先日、早稲田こどもフィールドサイエンスの「新生代の化石」
に参加して化石を採取をしてきました。
今回は、北海道旅行で、沼田町化石館を訪問してきましたので、レポートをしたいと思います。
この沼田町化石館では、近隣で発掘された化石の展示だけではなく
化石の発掘模擬体験などの、様々な体験メニューがありとても楽しむことができました。
恐竜や、化石に興味を持ち始めたお子さんをお持ちであれば
北海道外のかたも、旅行がてらに是非行ってみることをお勧めします。
はじめに
沼田町化石館は、北海道の沼田町の幌新温泉向かいにある施設になります。沼田町の中心を南北に流れる幌新太刀別川(ほろにたちべつがわ)は
恐竜時代の中生代から、恐竜が絶滅した後、海の哺乳類が爆発的に増加した
新生代(第三紀鮮新世)の化石が一か所で発掘される、「化石の宝庫」
とも言える場所です。
中でも鮮新世(約5百万年前)のタカハシホタテ化石は圧倒的な産出量を誇っており
毎年2千人近い人たちが化石採集を楽しんでいます。
こちらが化石館の入り口です。
入り口で、海の生き物の模型が出迎えてくれます。
展示スぺースに入ってまず初めに目を引くのが、巨大な首長竜の化石の模型です。
ドラえもんの映画、「のび太の恐竜」を見た世代にとっては
これだけで、テンションが上がります
隣にはカイギュウや、デスモスチルスといった哺乳類の化石の模型も展示されています。
模型の展示物と並んで、付近で発掘された化石が展示されています。
化石や、恐竜が好きな方でしたら、展示物を見るだけでも楽しめるかと思います。
展示館に併設されている、工房のようなスペースで様々な体験をすることができます。
入館チケットに体験メニュー(ハイグレードミニ発掘、模擬発掘を除く)
1回分の料金が含まれているので、入館すれば、どれか一つは体験することができます。
また、Facebookで化石館に「いいね」を押す、Twitter等でツイートをする等
をすることで、さらに追加で1回分の体験をすることができます。
中でも鮮新世(約5百万年前)のタカハシホタテ化石は圧倒的な産出量を誇っており
毎年2千人近い人たちが化石採集を楽しんでいます。
化石館の展示
こちらが化石館の入り口です。入り口で、海の生き物の模型が出迎えてくれます。
展示スぺースに入ってまず初めに目を引くのが、巨大な首長竜の化石の模型です。
ドラえもんの映画、「のび太の恐竜」を見た世代にとっては
これだけで、テンションが上がります
隣にはカイギュウや、デスモスチルスといった哺乳類の化石の模型も展示されています。
模型の展示物と並んで、付近で発掘された化石が展示されています。
化石や、恐竜が好きな方でしたら、展示物を見るだけでも楽しめるかと思います。
体験メニュー
展示館に併設されている、工房のようなスペースで様々な体験をすることができます。入館チケットに体験メニュー(ハイグレードミニ発掘、模擬発掘を除く)
1回分の料金が含まれているので、入館すれば、どれか一つは体験することができます。
また、Facebookで化石館に「いいね」を押す、Twitter等でツイートをする等
をすることで、さらに追加で1回分の体験をすることができます。
今回は、以下の体験をしてきました。
・レプリカ作成
・ミニ発掘
・ハイグレードミニ発掘
・化石のすくいどり
・模擬発掘
レプリカ作成
レプリカ作製では、タカハシホタテまたは、プリオサウルスの歯のどちらかの化石のレプリカを、石膏を使って作製します。
こちらは完成のサンプルイメージです。
完成した後、アクリル絵の具等で着色することで
より本物っぽい作品にすることができます。
こちらが、レプリカ作成の手順です。
石膏を溶かして、型に流し込んで固めるだけですね。
長男は当然(?)ながら、プリオサウルスの歯をつくることしました。
まずは、スプーンを使ってすり切り7杯分の石膏を掬い取ります。
コップに水を入れて、石膏をつくり型に流し込みます。
流し込んだ後、軽くトントンと落とすことで空気を抜きます。
型に流しいれた後に蓋をして、45分ほど乾かします。
待ち時間の間は別の体験をしていたので退屈することはありませんでした。
乾いたのちに型から取り出します。
こちらが完成した石膏レプリカです。
綺麗にできましたね。
ミニ発掘
ミニ発掘は「発見クリスタル!」と「発掘ミニ化石」の2種類があります。どちらも小さな土の塊の中に入っていて、道具を使って削って取り出すという体験です。
こちらが削り出しに使用する道具です。
長い棒は「ガリガリ君」と呼ばれる道具で、この棒を使って土を削ります。
こんな感じで、小さな土を削り中身を取り出します。
子供たちは
「もう手が疲れた~」
と言いながらも、楽しそうに削っていました。
4回チャレンジをした結果、以下の化石と石をゲットしました。
・アンモナイトの化石
・アラゴナイト
・フローライト
このフローライトは、ブラックライトを当てると発光するという
ちょっと変わった石です。こんな感じに光ります。
・ヘマタイト
体験で採取できる化石は本物ですが、近隣で採取されたものではなく
体験用に購入しているものとのことです。
ハイグレードミニ発掘
通常のミニ発掘とは別に、ハイグレードミニ発掘コース(1回:600円)もあります。ミニ発掘よりも大きな化石や、鉱石が埋め込まれた大きな石から発掘をします。
タガネとハンマーを使って作業をするので
小学生以上ぐらいの子供が対象のコースかと思います。
こんな感じで、タガネを使って削っていきます。
削る際には、中にある化石や鉱石が壊れないように、
タガネを斜めに当てて角から少しずつ削っていきます。
なかなか難しいようですが、頑張って作業をしています。
2回体験を行い以下をゲットできました。
・サンゴの化石(左側は参考のための化石。右側が発掘したもの)
発掘後には、
「レインボーアンモナイトが良かったー」
と言っていましたが、大きな化石が手に入って満足そうです。
・アメジストクラスター
こちらは鉱物の石から出てきたものです。
紫水晶が珍しかったのか、中々気に入っていました。
模擬発掘
模擬発掘は、館内の模擬発掘コーナーに埋まっているタカハシホタテの化石を掘り出すというものです。
1日5名限定のコースなので、確実に体験をしたい場合は
事前に予約をしたほうがいいと思います。
ハンマーとタガネを使って、土の中に埋まっている化石を掘り出します。
残念ながら、掘り出す前の写真を撮り忘れてしまいましたが
こちらが掘り起こした後になります。
こちらが掘り出したタカハシホタテの化石です。
ちょっとびっくりするぐらい大きいです。
このサイズの化石を持っている、小学生はなかなかいないんじゃないでしょうか。
取り出した化石を水であらい、ブラシでこすって泥を落とします。
取り出した後は、表面に樹脂を塗ってコーティングをして劣化を防ぎます。
樹脂が乾くと完成です。
持ち帰ったら、綿を敷き詰めた箱に入れて保管したと思います。
その他
偶然ですが、訪問した当日に「どさんこワイド」という、北海道の番組が取材に来ていました。放送された映像はこちらから見ることが出来ます。
まとめ
平日に化石館を訪問したためか、ほかのお客さんはほとんどいませんでした。「結構楽しめたけど、あんまり人が来ない施設なのかな?もしかして穴場か?」
と思い、化石館のスタッフの方に聞いたところ。
「今日は平日なのですいていますが、夏休みの土日だと100人くらい来ることもありますよ」
と言われ、そういえば、日程をずらして夏休みをとって
旅行に来ていたことを思い出しました。
穴場ではなく、人気の施設のようです。
確かに、これだけの体験ができるところは、なかなかないと思いますので
人気があるのも、うなずけます。
今回は、他に人がいなかったためか、スタッフの方がほぼつきっきりで
体験を指導してくれたので、とても良かったです。
また、今回日程が合わずに断念しましたが、化石館では館内での体験だけではなく
フィールドでの化石採掘体験も行っています。
理科好きな子にしたいご家庭や、恐竜や化石が好きな子供がいらっしゃるご家庭
には、とても良い場所だと思います。
夏休みの計画に加えてみてはいかがでしょうか。
それではまた。
前の記事:沼田町ほたるの里でホタル観賞を読む
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