こんにちは、とらのすけです。

前回の記事で無償の小学生向けのプログラミング教室
の体験会・説明会をまとめました。

今回は、紹介した小学生向けプログラミングスクールの
うちの一つの『Tech Kids School』の教室体験会・説明会
に参加してきましたので、レポートします。


結論からですが、『Tech Kids School』では
初心者から始めて相当ハイレベルなプログラミングが
できるようになるカリキュラムが用意されています。

ただし、フルコースで受講をすると3年間の
期間が必要となることと、受講に必要な
金額もそれなりの金額となります。

まずは説明会に参加してみて

・お子さんに望む到達点のターゲットにマッチするのか?
・不安点、疑問点
・教室の雰囲気

を実際に確認して検討をしてください。

体験会の申し込みはこちらから

教室体験会・説明会

渋谷のマークシティで開催される
教室体験会・説明会に参加をしてきました。

教室の運営母体が「サイバーエージェント」なので
「サイバーエージェント」のオフィスフロア
を使用して教室が開かれています。

少し遅れて到着すると、すでに教室が開始していました。
会場には、多くの小学生がそれぞれ、開発をしています。


子供は体験会に参加している間
大人向けの説明会のために別室に移動をします。

保護者向け説明会

別室では、『Tech Kids School』についての
説明を受けました。

以下は、説明内容の概要です。

Tech Kids Schoolの目指す姿

テクノロジーを武器として、自らのアイデアを実現し、社会に能動的に働きかける人へ

の理念に基づいて運営されています。

他の教室が
「ビジュアルプログラミング+ロボットを動かす」
程度をターゲットにしているなか
本格的なプログラミングをすることのできる
素養を身に着けることを目指して組み立てられています。

さすが、サイバーエージェントが母体の教室
といったところです。

カリキュラム

全体カリキュラム
『Tech Kids School』では3年間のカリキュラムを組んでいます。

1年目:Scracthcによるプログラミングの基礎
2~3年目:iPhoneアプリ開発(Swift)、またはUnityプログラミング(C# )
です。

1年目終了時に、2年目開始時に
iPhoneアプリ開発(Swift)かUnityプログラミング(C# )
のどちらかを選択します。

Unityプログラミング(C# )というのは
3Dのゲームをつくるコースとなります。

Scracthc、Swift、C# というのは、プログラミング言語の名前です。

Scracthcは、教育向けのビジュアルプログラミング言語

SwiftはiPhone、iPadで動作する
アプリをつくるためのプログラミング言語です。

C#は、主にWindowsのアプリをつくるための
言語となります。


1年目で、Scracthcを利用するのは
以下の理由からとのことです。

プログラミングをするために必要な3つの能力は
1.タイピング
2.英語(プログラム言語)
3.プログラミングの概念

この3つの要素を一度に習得するのは
負荷が高く途中で挫折してしまう可能性が
高くなるので、まずは1と2が不要となる
ビジュアルプログラミング言語を使って
まずは、3.を習得するということです。

また、1年目のカリキュラムの中でも
指導をして、徐々にタイピングを覚えさせていく
とのことです。

各年のカリキュラム
週1回、2時間のコマを年間で40回受講します。
盆・暮れ・正月を抜かして考えると
ほぼ毎週教室があることになります。

開講される曜日は、各教室によりますが
基本的には土日開講です。
なお、渋谷校の土曜日午後クラスは非常に
人気が高い時間帯で、ほぼ毎回満席になるとのことです。

各コマのカリキュラム
基本的には、教材を使った学習+学習内容の
復習で構成されます。

その中に時折、設計やプレゼンテーションを
織り交ぜて勧められます。

また、一年間の最後の5コマは
オリジナルの作品を開発することに充てられ
全員なにがしかの作品をつくって、最後に
発表会を行います。

受講料

受講料は1ヶ月1,9000円です。

クレジットカードで毎月払いとなり
途中で退会する場合はその月までの
支払いとなります。

また、年間を通じてカリキュラムを組んでいるため
新規参加は基本的には4月または10月の半期に一度
のみ、募集をかけています。

説明会に参加した感想

一通りの説明の後で質疑応答をしてもらいました。
出てきた質問と、回答は以下のような内容です。

  • 3年間のカリキュラムだが、中学受験との両立は可能か?
「ほぼ毎週で、1回2時間のカリキュラムのため
6年生になると、中学受験でお休みをする子もいます。
逆に、中学受験を辞めて、Tech Kids Schoolのほうに
シフトするというパターンもありました。」

中学受験を考えていて、かつ3年間の
カリキュラムを完了させようとすると
6年生に被らないように、遅くとも3年生までに
開始する必要がありそうです。

  • 適切な開始時期はいつか?
「カリキュラム自体は、小学2年生から開始
できるように作られています。
問題がありそうな場合は、体験会の後に
講師からフィードバックがあります。」

特に問題がなければ、この点
についてのフィードバックはないとのことです。

  • プログラミング教育必修化で求められる内容と、教室で学習する内容の関係
「そもそも、この教室自体が、プログラミング教育必修化
の決まった2016年より前の、2013年から運営をしているので
学校でのカリキュラムは意識してつくられいません。

現在、学校で実験的に行われているプログラミング教育は
各教科の中に、ちょっとした内容が埋め込まれている程度。
プログラミングを本格的に行うほどの内容ではない。」

説明を受けて感じたことですが
将来的にプログラム開発を行えるIT技術者として
活躍できる素養を身に着けることのできる
高度な内容を含んだカリキュラムだということです。

ほかの教室で、ここまでの内容を教えている
ところは、数えるほどしかないんじゃないかと思います。

さすがはIT企業のサイバーエージェントといったところでしょうか。

  • 小学5年生から始めた場合
「『Tech Kids School』は小学生を対象にした教室なので
5年生から始めた場合2年で終了となります。
希望に応じて、中高生を対象にした教室
Life  is Tech!』で継続をする形になります。」

  • 途中からの受講(Scratchを飛ばして、Swift、C#から)の受講は可能か?
「基本的には3年間通してのカリキュラムで行っている。
1年目のカリキュラムには、Scratchでのプログラミングのほかに
プレゼンテーションや、仕様設計等の講座も含まれているので
自宅でScratchを学んだとしてもカバーできない内容があります。」


Scratchぐらいなら、自宅で教えて
2年目以降から受講させようかと思ったのですが
そうもいかないようです。


  • 両親が全くプログラミング経験がなく、家庭で聞かれても、全くわからないが大丈夫か?
「1年目のScratchであれば、ご両親が一緒に学んで
もらっても全く問題ないくらいすぐ理解できるものです。
また、教室での受講者はオンライン学習コースのQUREOも
見ることが出来るので、自宅で振り返りもできます。」


体験会

親向けの説明会が終わると
体験会をしている子供と合流します。

体験会ではScracthcを使った体験をしていました。
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とらのすけ長男は、プログラミングというよりも
他の人が開発していたScractchで作成されたゲーム
に夢中になっていました。

まだ少し早かったのかもしれません。。。

体験会で作成しScractchの成果物は後程
メールで送信をしていただけるとのことです。


周りを見ると、小学生がタイピングの練習を
していたり、C#やSwiftでプログラム開発を
しています。

本当に小学生でも、テキストのプログラミング言語を
使って開発できるようになるんだな~と驚きました。


まとめ

『Tech Kids School』の教室体験会・説明会に参加してきました。

サイバーエージェントが母体の教室だけあり
高度なプログラミング技術を習得することのできる
カリキュラムとなっています。


2020年のプログラミング教育必修化で必要とされると
思われる内容は、全く気にならないほどのレベル感の
プログラミング的思考能力は身につくとは思いますし、
将来的に、IT・プログラミングに関連する職業に就くための
準備としても(小学生レベルでここまでできれば)
十分な内容がカバーされていると思います。


逆に、そこまでは求めていない、という家庭にとっては
3年という期間と費用・労力が見合わないものに
なってしまうかと思います。


ご自身で説明会に参加してみて確かめてください。

体験会の申し込みはこちらから


それではまた。

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