こんにちは、とらのすけです。


とらのすけの住んでいる川崎市高津区で
区役所が主宰しているイベント「たかつ生き物探検隊
に参加をしてきました。

このイベントは、高津区役所が主宰し
専門家と一緒に、緑が丘霊園の森を観察し
生きもの探しなどをして、楽しみながら
自然の生態について学ぶイベントです。


虫捕りが好きな長男が楽しめるかと思い
参加応募をして当選したので参加をしてきました。

このイベントで、東京都の絶滅危惧Ⅱ類
神奈川では要注意種に指定されている
ショウリョウバッタモドキを捕まえました。


この「たかつ生き物探検隊」は定期的に
開かれていますが、毎回一匹いるかいないか?
位の珍しさのバッタのようです。


以前の、干潟観察会でも「ウモレベンケイ」ガニを
見つけるなど、長男は珍しい生き物を見つける率
が高いです。

虫捕りイベントのほかにも、高津区付近の
地形に関する説明や、雑木林の復元に関する
説明など、大人が参加しても興味深い
内容を解説してもらうことが出来て
とても勉強になりました。


定期的に開催されているイベントのようなので
興味がある人は、ぜひ子供と一緒に参加を
してみると良いと思います。


たかつ生き物探検隊の様子

イベントの集合場所の緑が丘霊園の
噴水広場に9:30分に集合しました。

高津付近の地形と放置された人工森の解説

初めに講師の、岸 由二先生
(慶應義塾大学名誉教授・NPO 法人鶴見川流域ネットワーキング代表理事)
から、模型を使っての付近の地形についての解説があり
その後歩きながら、付近の森の様子を見ながら
虫捕りの会場に向かいます。

こちらの写真の背景の森が
典型的な、人工的に植林された後に
放置された森となります。
IMG_6130

戦後、炭作りや木材等の需要に対応するために
白樫などの常緑広葉樹が植林されたものの
その後のエネルギー革命で、国内で伐採する
ことの採算が合わなくなり放置されたものです。


生い茂って高く太く成長した白樫の葉が
日の光を遮ってしまうため、地面に草が生えずに
土が見えています。

岸先生によれば、えらい学者の人でも
この風景を、典型的な日本の雑木林
だと勘違いしている人がいるそうですが
大間違いで、人間の手によってつくられた
異常な状態の森であるとのことです。

そこから、少し歩くと別の風景の森が出てきます。
パット見てわかるように、向こうが見渡せるほど
明るく、地面には、笹などの低木が生えています。

高津区役所が数年前に手を入れて
常緑広葉樹を伐採した地域となります。

なお後程、写真の斜面の下の谷合に入り、観察します。
IMG_6132


大人にとっては、なるほど~と
とても興味深い内容なのですが
長男に取っては、興味がないらしく、終始
「つまらない~、早く虫捕りをしたい~」
と騒いでいました。

何歳ぐらいになったら、興味が持てるんですかね。

虫捕りイベント

酒豪場所から歩いて15分程度の広場で
虫捕りを開始します。

虫捕り網と、虫かごは用意されているものを
借りることが出来ます。

今回のイベントでは、何種類の生き物を見つけられるか?
を競いました。

先ほどまでの地形や森の説明の時とは
打って変わって、生き生きとして
虫を探し始めます。

これは、小さなショウリョウバッタを捕まえたところです。
IMG_6135

このほかに、以下の虫を捕まえられました。
・ヤマトシジミ
・チャバネセセリ
・オンブバッタ
・ショウリョウバッタ
・ショウリョウバッタモドキ


虫捕りの時間が終わると、捕まえた虫を持ち寄り
どんな種類がいたのかを確認の発表会をします。

こちらが今回捕まえることのできた虫の種類です。
一番多くの種類を捕まえた子は、7種類の虫を捕まえていました。
IMG_0217


虫捕りイベントの最後に以下の3人に、賞品の
大きな缶バッジが送られました。
・一番多くの種類を捕まえた
・珍しい虫を捕まえた
・インパクトのある虫を捕まえた

長男は、ショウリョウバッタモドキという
ショウリョウバッタに似ている(モドキ)
バッタを捕まえて「珍しい虫を捕まえた」
賞をもらっていました。
IMG_0218


これがその、ショウリョウバッタモドキです。

IMG_0224


ショウリョウバッタに似ているところから
ショウリョウバッタモドキという名前がついます。
本家ショウリョウバッタに比べると
全体的に細長い形状をしているのが特徴です。

モドキという名前ですが、本家よりも珍しく
東京都では絶滅危惧Ⅱ類、神奈川では要注意種に
指定されています。



なお、この緑が丘霊園は通常は虫捕りは
許可されていません。
今回はイベントのために特別な許可を取って
虫捕りをしていますので、ご注意ください。

谷戸の観察会

虫捕りの後は、場所を移動して
高津区役所で手を入れて、雑木林の再生に
取り組んでいる谷戸の観察をします。

この領域は数年前から、白樫などの
常緑広葉樹を伐採して、森の中に日の光
が当たるようにした地域となります。

IMG_6137


枝が落ちてくると危ないので、ヘルメットと
軍手を借りて、森の中に入っていきます。
IMG_6138


森の中は、地面に光が当たるようになった結果
地表にはシダや笹などの低木が茂っています。


植物が根付けば、土の貯水力が高くなります。
また、奥には池が造成されているようで
土地の保水力が上がれば、小川が形成されます。

将来的には貝類が生息し、ひいてはホタルを呼び戻す
ことを目標にしています。

こちらは、中に作った池の付近に
生息していたカニです。
IMG_6141

イッツコム地元ニュース

当日は、ITSCOMのニュース番組
イッツコム地元ニュースが取材に来ていました。

2018/9/19日の18:55~19:00で
イベントの様子が放映されました。

沼田町の化石館に行った時もテレビ取材が来ていましたが、
このところ、テレビ取材にあたる率が高いです。

長男は、ちょっと珍し目のショウリョウバッタモドキを捕まえた
こともあり、個別にインタビューを受けていました。
IMG_0225


あまりテレビ映えのしないコメントしかしてなかったので
カメラマンさんが苦笑いしていました。

放映を見てみると、長男がコメントしているところだけでなく
とらのすけがコメントしているところも映っていました。

まとめ

「たかつ生き物探検隊」に限らず
地元の区役所や公園などの施設で開催している
イベントは、ほとんどの場合が無料か安価に
参加することが出来て、とてもお得です。

こういったイベントは、地元の広報等に掲載されているので
是非、探してみてください。


それではまた。

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