こんにちは、とらのすけです。

前回の記事で無償の小学生向けのプログラミング教室
の体験会・説明会をまとめました。

今回は、紹介した小学生向けプログラミングスクールの
うちの一つの『LITALICOワンダー』の教室体験会
に参加してきましたので、レポートします。



体験してみてわかったのは、
『LITALICOワンダー』の教室では、子供たちが
自由に、思い思いのものを作製して、
とても楽しそうに過ごしているということです。


これは、『LITALICOワンダー』では、子供たちの自主性を
重要視しており、「第何回目の教室では、これを作る」
といったような、固定の決まったカリキュラムがなく
各子供の進捗度合いや、やりたいことにに合わせて
楽しみながら、プログラミングやロボットの作成を
行うような進め方をしており、その考え方が強く
反映されている結果だと思われます。


教室体験会・説明会

渋谷の『LITALICOワンダー』の体験会に参加をしてきました。


『LITALICOワンダー』の渋谷教室は渋谷駅から
歩いて15分程度のところにあります。


近くには、幼児・小学生専用のウォールが
あるボルダリングスタジオ「PEKIDS」や
私立の進学校として有名な「渋谷教育学園渋谷中学高等学校
通称、渋渋(シブシブ)があります。

余談ですが、その昔は渋渋は、「目を合わせてはいけない」
と言われるぐらい、荒れた学校だったようです。
今では、いわゆる「私立難関校」と呼ばれる学校です。


また、「PEKIDS」は都内では珍しい幼児~小学生
専用のボルダリングスタジオで、とらのすけの長男も
時折このスタジオに行って、壁のぼりを楽しんでいます。


15時からの「プログラミング体験」に申し込んでいましたが
15:00からの「ロボット作成体験(60分)」を受けた後
17:00からの「プログラミング体験(60分)」も受ける
ことが出来る、とのことで両方とも受けることにしました。

ロボット作成体験

ロボット作製体験では、レゴブロックに
モータとセンサーを組み合わせたワニの
ロボットを作ります。

体験は、透明のアクリル板で仕切られた
ラボのようなスペースで行われます。

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机の上にある、レゴを使ってロボットを組み立てて行きます。
組み立て方は、設計書に書かれていますが、わからないところは
講師の方が親切に教えてもらいながら、進めていきます。

元々、レゴは大好きなので、嬉しそうにパーツを集めて
説明書を一所懸命に読みながら、組み立てています。


こちらが、組みあがったワニのロボットです。
口のところにセンサーがあり、指を置くと
モータが動いて口が閉じるようになっています。

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動作は、タブレットを使ってプログラミングされています。
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プログラミング体験

プログラミング体験の開始は17:00からなので、
ロボット体験の終了(16:00)から、しばらく間が空きました。

空き時間のあいだ、教室においてあったiPadのゲームに
夢中になっていました。

17:00からの体験開始の時間になっても
ゲームからなかなか離れようとしませんでした。


講師の方に、「そろそろ始まるよ~、終わりにしよう」
とか「ゲームは後でもできるよ~」とか
何度も声をかけて頂いて、ようやく「プログラミング体験」
に移動をしました。

とらのすけは、あえて講師の方にお任せして様子をみていた
のですが、講師の方の、無理やり連れて行くようことはせずに
やる気になって、切り替えができるように促していくアプローチに
子供たちの自主性を重視する『LITALICOワンダー』の
姿勢がうかがえ、とても好感が持てます。


プログラム作成も、透明なアクリル板で仕切られた
ラボのようなところで行われます。


今回の体験では「Scratch」を使って簡単な
ゲームをつくるということを行いました。

終了後に作成したプログラムを見せてもらいました。

体験会では「Scratch」のアカウントも作ってもらっていて
作製したプログラムを保存してあり、自宅に帰った後でも
見ることが出来ます。

また、小冊子の「LITALICOワンダーオリジナル!
プログラミング体験テキスト」
もプレゼントしてもらいました。

この小冊子には「Scratch」の簡単な使い方や
簡単なゲーム作りの解説が書かれています。

保護者向けの説明

自由な、一人一人の個性を大事にする教室
の運営方針に合わせるかのように、保護者向けの
説明会も、カチッとした説明会ではなく
体験会をしている最中に、講師の方が説明をしてくれる
というような感じで、教室の内容について説明を受けました。

LITALICOワンダーの目指す姿

『LITALICOワンダー』では「そのひとり創造力を自由に。」
との考え方のもとに、子供たちの自由な創造性、主体性を
重視した教室の運営がされています。

母体となっている会社が『LITALICOジュニア』という
発達障害・学習障害を持った子供の教育支援を行う教室を
運営しており、その考え方を受け継いでいるように思われます。

実際に体験会(とその合間対応)の様子からも、この考え方がしっかりと
教室運営に根付いて、反映されていることが感じられました。

カリキュラム

「ゲーム&アプリプログラミングコース」
「ロボットクリエイトコース」
「ロボットテクニカルコース」
といった、コース分けはあるものの、
各コース内で、固定の決まったカリキュラムは
ありません。

各子供の進捗度合いや、やりたいことにに合わせて
楽しみながら、プログラミングやロボットの作成を
行います。

このため、年間を通していつからでも教室に入り
始められることが出来ます(空きがあればですが)。

また、コース間も自由に、子供の
興味に合わせて移動することが出来ます
(こちらも空きがあればですが)。


カリキュラムがカッチリと決まっている
『Tech Kids School』とは真逆といっていい進め方で
繰り返しになりますが、運営母体の『LITALICOジュニア』
の考え方や、子供の自主性や創造性を重視する
考え方が強く表れています。


子供に合わせた進め方をするために、
少人数制を採用していて4人に1人の割合
で講師を配置されます。

また、試行錯誤ができるようにと一回の
授業は90分と長めに設定されています。


個別指導となるため教えている内容のレベル感は
一概には言えませんが、Unity、C#を使った3Dゲームの作成や
アプリ作成も可能でプログラミングとしてはハイレベルな内容も
カバーしています。

受講料

月4回のコースと、月2回のコースがあります。

月4回のコースでは受講料は1ヶ月1,8000円です。
ここに、教材費が月2,000円と教室運営費が月に1,500円かかり
合計で21,500円の月謝がかかります。

月2回のコースでは受講料は1ヶ月1,1000円です。
ここに、教材費が月1,000円と教室運営費が月に1,500円かかり
合計13,500円の月謝がかかります。

また、「ロボットテクニカルコース」に参加する場合は
初回に器材(教育版 レゴ® マインドストーム® EV3)を購入
する必要があります。
※教育機関向けで一般販売はされていないようで、
 約7万円程度のキットとなります。

説明会に参加した感想

教室の雰囲気、カリキュラム、講師の方の子供への接し方に
「そのひとり創造力を自由に。」という教室の考え方が
しっかりと反映がされています。

子供の特徴や進度に合わせて指導が行われるので
無理なく楽しんで取り組むことが出来ます。


こちらは、教室内の写真ですが、授業の前後も子供たちが
思い思いに過ごせる空間が用意されています。
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その反面、一定レベルの内容を定まった期間で身につけさせる。
という指針がないため、ある程度の画一的な結果を
求める親御さんとは、相性が合わないと思います。


とらのすけの長男は気分屋なところもあり
『LITALICOワンダー』との相性が良さそうだな~と感じました。



終わった後、子供に感想を聞いてみましたが
ロボット作成がとても楽しかったようで
「オレは、これならやりたい」と言っていました。

まとめ

今回は、『LITALICOジュニア』の教室体験会・説明会に参加してきました。

子供の自主性を重んじ、自由な発想を大切にして
モノづくりの楽しさを楽しみ、創造性をはぐくむ
という教室の考え方が、反映された教室でした。

前回体験した『Tech Kids School』が技術者の養成とすれば
『LITALICOジュニア』は芸術家の養成といった感じで
教室の雰囲気も、「塾」というよりは「絵画教室」に近い雰囲気です。

これは、どちらが優れているとか、良い悪いとか
いう事ではなく、何を重視するか?なのかと思います。


やはり、教室選びは子供の向き不向きがあるので
体験会に参加して確認することが重要だと再認識をしました。


是非、ご自身で説明会に参加してみて確かめてください。

『LITALICOワンダー』の体験教室の申し込みは以下のバナーから出来ます。


それではまた。

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