
子供の最初の自転車にブリジストンLevena(レベナ)を買ったけど
子供が成長してきたので、そろそろ次の自転車をどうしようか?
なんてことで悩んだりしてませんでしょうか?
こんにちは、とらのすけです。
今回は、以下の人たち向けに記事を書いてみました。
・子供が成長してきて、だんだんLevenaでは物足りなくなってきた。
・それで、次の自転車を探しているけど、ピッタリサイズの20インチには、よい機体が見当たらない。
・もうひとサイズ上の22インチなら、よさそうな機体があるけど、まだちょっと大きい。。。
結論から言ってしまうと、この記事のタイトルにも
あるように、レベナのギアクランクとシートポストを交換
することで延命を図り、子供の成長を待って20インチは
すっ飛ばして22インチの自転車を買いました。
と、簡単に書いていますが、とらのすけも
2台目の自転車選びは、さんざん悩みました。
先日の記事にも書きましたが、ブリジストンの
Levenaは、とてもよくできた機体で
子供の初めての自転車としては申し分ありません。
ところが、2年ぐらい達ち、子供が成長してきて
だんだんと、レベナでは満足できなくなってきます。
具体的には、ギア比が軽すぎて、すぐに回り切って
しまう点と、足が伸びてきてペダルを回すのが
窮屈になっている点が不満です。
そこで後継機となる自転車を探してみるんですが
中々ちょうどいい機体がないんですよね。
レベナは18インチなので、その上の20インチで
自転車を探すんですが、ピンとくるのがあまりないです。
レベナと同じブリジストンの20インチも悪くないけどなんか
デザインがイマイチです。
レベナの後継機としてこれは!と思えるのは
以下の3つぐらいです。
・FUJI ABSOLUTE 20
・TREK Superfly 20
・BIANCHI PIRATA 20
ただ、こいつら、お値段が4万~5万と
圧倒的に、お財布に優しくないんです。
庶民のとらのすけは、どうせ買うなら長く乗れる
22インチにしたいな~と思ってしまいます。
で、最終的にとらのすけがどうしたかというと、
レベナのギアクランクとシートポストを交換して
運用期間を引き延ばし、子供の成長を待って
22インチの自転車を買いました。
今回の記事では、レベナのギアクランクとシートポストを
交換するのに必要な機材と手順を説明したいと思います。
自転車の改造なんて、自分にできるんだろうか?
と不安に思うかもしれませんが、作業自体は
ド素人の、とらのすけでもできるレベルですので
安心してください。
※ただし、改造はあくまでも自己責任で行ってください。
改造のポイント
今回のレベナの改造は以下の2点を解消することが目的となります。
1.ギアが軽くて回り切ってしまう
2.足が長くなって、ペダルを回すのが窮屈になっている。
1を解消するにはギアを変える必要があります。
自転車にはフロントと、リアそれぞれにギアがあります。
レベナの場合、リアのギアはブレーキと一体構造なっていること
また18インチタイヤという、サイズ的な制約もあり、
事実上、交換することが出来ません。
このため、交換の対象となるのはフロントギアとなります。
レベナのフロントのギアは、クランクと一体に
なっているため、クランクごとギアの交換が必要です。
次に、ペダルを回すのが窮屈な問題は
長めのシートポストに交換し、サドルの位置を
高くすることでスペースを作ることで対応します。
改造に必要な機材
では改造に必要な機材について説明します。機材は、以下の3種類があります。
・交換する機材
・工具
・消耗品
それぞれ、説明します。
交換する機材
交換する機材は、以下の3つです。
・ギアクランク
・チェーン
・シートポスト
以下がとらのすけが、実際に改造に使用した機材です。
・ギアクランク
・チェーン
・シートポスト
以下がとらのすけが、実際に改造に使用した機材です。
- ギアクランク
これを36Tのギアに交換することで、ペダルを重くして
ペダルを回し切らないようにします。
ペダルを重くするというのは、単純にいうと
以下のような理屈です。
・歯数が増える⇒ギアの径が大きくなる⇒回すのに力がいるようになる(その代わりに一回転当たりの仕事量は増えるので速度が出るようになる)
レベナの車体は、軽量化のためフルアルミですので
交換するパーツもアルミ製の軽いものを選びたいところです。
ところが残念ながら、ちょうどいいアルミ製の
ギアクランクが見つかりませんでした。
そこで、若干重量は重くなってしまいますが
スチール製のギアクランクに交換をする
事にしました。
なお、極力軽いパーツを残しておこうという意図から
右側の、ギアと一体になっているクランクのみ交換し
左側はのクランクは、そのままとしました。
左側だけアルミパーツなので、多少左右の
重量バランスが崩れますが、許容範囲内でしょう。
- チェーン
長さが足りなくなります。
このため、チェーンの交換が必要です。
チェーンであればどれでもいいかというと
そうでもないので、注意が必要です。
実は、自転車のチェーンは、ピッチと幅で
様々な大きさのものがあります。
ピッチとは、チェーンのコマ(各パーツ)間の幅
幅はその名の通り、チェーン自体の横幅です。
コマ間の幅が、ギアの歯の距離とあっていないと
チェーンがうまくギアに噛みません。
またチェーンの幅があっていないと
変則ありの多段ギアの場合、上の段の
ギアに干渉してしまったりします。
今回のレベナの改造の場合は変則機のない
機材用のチェーンで、ピッチ×幅が1/2×1/8インチ
の物であれば使用できます。
以下は、とらのすけが購入したチェーンです。
選ぶのが面倒であれば、これを買っておけば
問題ありません。
- シートポスト
31.6mm と、30.9mmの2つの長さがありますが
とらのすけは、30.9mmを購入しました。
工具
次に、使用する工具について説明をします。ご家庭にある工具以外に、いくつか
自転車用の特殊な工具を使います。
- ペダルレンチ
自転車のペダル(足を乗せるところ)とクランク(ギアについている棒)
はネジで固定されています。
このネジの根元が六角形になっており
レンチで回してネジを締めます。
普通の、スパナとかで回せそうなのですが
このペダルの根元の六角形の径が普通のスパナ
では対応していない特殊な大きさであるため
専用工具のペダルレンチが必要になります。
とらのすけは、以下のペダルレンチを買いました。
素材の硬度が高くて曲がりにくく、工具としての精度も高い逸品です。
あまり使うことがない工具ですが
安物は、曲がったり使いにくかったりして
使えなくなることを考えると、多少高くても
いいものを買っておいたほうがいいでしょう。
これ一本さえあれば、自転車のペダルを自分で交換できます。
はネジで固定されています。
このネジの根元が六角形になっており
レンチで回してネジを締めます。
普通の、スパナとかで回せそうなのですが
このペダルの根元の六角形の径が普通のスパナ
では対応していない特殊な大きさであるため
専用工具のペダルレンチが必要になります。
とらのすけは、以下のペダルレンチを買いました。
素材の硬度が高くて曲がりにくく、工具としての精度も高い逸品です。
あまり使うことがない工具ですが
安物は、曲がったり使いにくかったりして
使えなくなることを考えると、多少高くても
いいものを買っておいたほうがいいでしょう。
これ一本さえあれば、自転車のペダルを自分で交換できます。
- チェーンカッター
新しいチェーンの接続に使用します。
専用工具なので、あまり使うことはありませんが
これ一つあれば、自転車のチェーン交換を自分で
することが出来ます。
とらのすけは、以下のチェーンカッターを買いました。
- コッタレスクランクリムーバー
には、BB(ボトムブラケット)といわれる
部品が使われています。
BBには様々な形状がありますが、いわゆる
普通のチャリに使われているのは
BBの末端が四角い形状をした
スクウェアテーパークランクというものです。
BBの末端と、クランクの接続には
特殊な形状のネジが使われているので
専用の工具が必要となります。
どの工具でも正直大差がないので
この辺りを買っておけば問題ないと思います。
- アーレンキー(六角棒スパナ)
アーレンキーって呼びます。
今回の改造向けには、自宅にある工具セット
に入っているもので充分です。
- プラスドライバー
- モンキーレンチ
- マイナスドライバーと金槌
本来の使い方ではない使い方をします。
どこで使うかは、作業の仕方のところで説明します。
その他(消耗品など)
交換時に使用する消耗品です。- 自転車用グリス
シートポストやクランクの交換時に
パーツに塗るグリスです。
グリスを塗っておかないと、錆びて固着して
後でパーツを外そうとしたときに、外せなくなります。
パーツに塗るグリスです。
グリスを塗っておかないと、錆びて固着して
後でパーツを外そうとしたときに、外せなくなります。
- 自転車用チェーンディクリーザー
新しいチェーンを使用する前に、さび止め用に
塗られているオイルを除去するのに使用します。
とらのすけは、以下の5点セットを購入していたので
セットに含まれていたディクリーザーを使用しました。
塗られているオイルを除去するのに使用します。
とらのすけは、以下の5点セットを購入していたので
セットに含まれていたディクリーザーを使用しました。
- チェーンオイル
新しいチェーンを装着後に、チェーンに塗るオイルです。
とらのすけは、以下の5点セットを購入していたので
セットに含まれていたチェーンオイルを使用しました。
とらのすけは、以下の5点セットを購入していたので
セットに含まれていたチェーンオイルを使用しました。
- ワイプオール
ギアやシートポストの汚れのふき取り等に使用します。
- 軍手
素手で作業をすると、手を切ったりする
事があるので、軍手をして作業をします。
普通の軍手で問題ありません。
事があるので、軍手をして作業をします。
普通の軍手で問題ありません。
- ビニール袋
普通のビニール袋で問題ありません。
合計費用
記事を書くにあたって、合計費用を出してみました。普通の家にはあるだろう工具を除くと、以下となります。
トータルで1万8千円くらい。
こうしてみると、結構かかってますね。
普通の子供用自転車が一台買えそうです。
まあ、1台目にLevenaを選ぶようなご家庭が
2台目で、普通の自転車で妥協するとは
思えませんけどね(笑)。
種類 | アイテム | 値段 | ||
機材 | ギアクランク | 2,509 | ||
チェーン | 844 | |||
シートポスト | 2,465 | |||
工具 | ペダルレンチ | 2,154 | ||
チェーンカッター | 7,856 | |||
コッタレス クランクリムーバー |
1,370 | |||
消耗品 | ワイプオール | 710 | ||
グリス | 296 | |||
5点セット | 2,160 | |||
合計 | 18,204 | |||
ギアクランクの交換手順
それではギアクランクの交換を行います。※手順が多少うろ覚えなのはご容赦ください。
以下が大まかな手順です。
1.新しいチェーンをビニール袋に入れて、ディクリーザーに漬ける。
2.ペダルレンチで、右のペダルを外す
3.チェーンカバー(外側)を外す
4.マイナスドライバーで、クランクキャップを外す
5.コッタレスクランクリムーバーで、クランクギアを外す
6.チェーンカッターで、チェーンを切る
7.マイナスドライバーと金槌で、チェーンカバー(内側)を外す
※本来は、メガネレンチという道具を使うようですが、持ってなかったので
マイナスドライバーをミゾに当てて、金槌でたたいて無理やり回して外しました。
8.コッタレスクランクリムーバーで新しいギアクランクを取り付け、クランクキャップつける
9.チェーンカッターで、新しいチェーンを取り付ける
10.チェーン引きでリアホイールを後退させて、チェーンの張りを調整する
11.ペダルを取り付ける
12.チェーンに、チェーンオイルを差す
ところで、細かい手順の需要はありますでしょうか?
もし、細かい手順を知りたい。という人がいたら
この記事にコメントをお願いします。
手順を知りたいという人がいたら、更新したいと思います
シートポストの交換手順
シートポストの交換は、それほど難しくありません。※手順が多少うろ覚えなのはご容赦ください。
以下が大まかな手順です。
1.今ついているシートポストを外す
2.シートポストから、シートを外す
3.新しいシートポストにシートを付ける
4.新しいシートポストを付ける
まとめ
ブリジストンLevena(レベナ)のフロントギアクランクとシートポストの交換に必要な機材と大まかな手順をまとめました。
タイトル写真はフロントギアとシートポストの交換を
した後の姿です。
チェーンカバーが外れたことで、見た目がシンプルで
スリムになったように感じます。
Levenaはとてもよくできた機体で、初めての自転車
としてはピッタリなのですが、ギアが軽すぎて
すぐに回り切ってしまうところが不満でした。
次の自転車にするにはまだ早いけど、今のままでは
乗り続けるのにちょっと不満がという場合には
今回紹介したギアクランクとシートポストの交換を
検討してみてください。
それではまた。
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