「これは、レモンのにおいですか?」
ほりばたでのせたお客のしんしが、はなしかけました。
「いいえ、夏みかんですよ。」
しんごうが赤なので、ブレーキをかけてから、うんてんしゅの松井さんは、にこにこしてこたえました。
そんな印象的な冒頭で始まるお話。
覚えていますでしょうか?
こんにちは、とらのすけです。
今回は、親子で楽しめるファンタジー童話
「車のいろは空のいろ」についての記事です。
小学校の教科書に載っていたお話の中で
特に印象的で覚えているのが
この「車のいろは空のいろ」の白い帽子
というお話と、「やまなし」でしす。
「やまなし」でわからない人も「クラムボン」の話
といわれると、ピンとくるかもしれません。
そう、あの不思議な会話
『クラムボンはわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
で始まる、あのお話です。
その2つのお話のうちの一つ、「車のいろは空のいろ」を
子供と一緒に読んでいます。
きっかけは、長男が受講している「ドラゼミ」
の10月号の物語文の問題で、「車のいろは空のいろ」
のなかで、「うんのいいはなし」というお話が
題材として取り上げられていたためです。
「ドラゼミ」の問題では、「うんのいいはなし」
のクライマックスとなる、釣り人が釣り上げた
魚を取り戻しにくる
「かえせ~」「かえせ~」「かえせ~」
という声が聞こえるシーンまでで終わってしまいます。
問題を解いた後、珍しく長男が
「このお話の続きってどうなるの?」
と聞いてくるので、近所の図書館で
借りてくることにしました。
図書館で本を手に取って、中を見てみると
記事冒頭の、印象的なフレーズのお話が
載っていて、
「ああ、この話のシリーズだったのか」
と懐かしい気持ちになりました。
折角なので、「車のいろは空のいろ」の
シリーズを全部借りて、読み聞かせに
使うことにしました。
車のいろは空のいろ
「車のいろは空のいろ」は、空色のタクシーを運転するタクシードライバーの松井さんが
毎回、不思議なお客さんや不思議な出来事に合うお話です。
短編構成になっていて、一つ一つのお話は
それほど長くありません。
ハラハラドキドキではなく、ふんわりとした
不思議な出来事に巻き込まれる松井さんのお話を
読み終わると、ほっこりした気持ちになります。
今回、図書館で借りてきたのは以下の3冊です。
冒頭の夏ミカンの出てくるお話と、ドラゼミの
問題に出てきたお話は、最初の1冊目に掲載
されていました。
まとめ
ちょっと不思議なお話が気に入ったのか小学校2年生の長男だけでなく、年長さんの長女も
楽しく読んでいます。
長男は自分では読まずに、読み聞かせだけですが
長女は、自分で話を読んでいて、感心するばかりです。
冒頭の夏ミカンの出てくるお話を
何十年かぶりに読んでみて、
そうそう、こういうお話だった。懐かしいな~
という気持ちでいっぱいになりました。
そのほかのお話は、小学校時代には読んだことが
ないお話でしたが、ほんわかした不思議系の話が
多くて、読み聞かせていても楽しめます。
短編なので、読み聞かせに使ってもいいですし
小学生低学年であれば、自分でも読めるかと思います。
是非お子さんと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
それではまた。
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