こんにちは、とらのすけです。

2019年4月でドラゼミが終了し、まなびwith(ウィズ)に代わるという記事を書いたところ、予想以上のアクセスがありました。



まなびwith(ウィズ)については、こちらにプレスリリース記事が出ていたのと、11月に入ってサンプル教材が送られてきたので、内容を見てどのような教材になるかを分析してみました。

なお、とらのすけが、小学校低学年の通信教育に通信教育教材をお勧めする理由は、以下の記事にまとめています。通信教育教材を使うかどうかを悩まれている方は、まずこちらを読んでみてください。




なお、まなびwithのサンプル教材は以下のバナーから、資料請求をすれば入手をする事ができるので 、検討にあたっては、実際に入手することをお勧めします。


教材の内容

それでは、プレスリリースとサンプル教材の内容から、まなびwith(ウィズ)がどのような教材になるかを見てみましょう。

毎月の教材

毎月届く教材は、以下の4つになるようです。
・ワークブック
・答え合わせブック(親向け)
・添削テスト
・別冊英語テキスト
・会報誌「月間わくわく研究所」

それでは、それぞれについてみていきましょう。

・ワークブック
まずワークブックは、算数と国語と、思考の達人ツールの3つをまとめた教材で、現在のドラゼミの教材にあたるものです。

小学3年生向けのサンプルが送られてきたので見てみましたが、レベル感的には現在のドラゼミと同じぐらいと思われます。

また、算数は、基本となる問題、算数マスター、図形マスター。国語は漢字、文章題、クロスワードや、絵から状況を説明する作文する問題など、構成自体も現在のドラゼミとほぼ同じです。

この辺りは、ドラゼミで培ったノウハウが生かされていると思います。

最大の違いは、ワークブックの中にドラえもんが登場しないこと。
また、ドラえもんの漫画の一部分を切り出した問題がないことです。


また、特徴的なのは、思考の達人ツールという教材が追加されている点です。
※思考の達人ツールについては、この記事の後半で分析します。


・答え合わせブック(親向け)
これは、これまでのドラゼミと同様にワークブックの問題の狙いと答え、指導のポイントが描かれたブックとなると思われます。


・添削テスト
これまでのドラゼミと同様に、毎月提出する算数と国語の添削テストですね。
提出すると、シールが送られてきて、シールを貯めると景品と交換できるというシステムは継続される
と思われます。


・別冊英語テキスト
これは、これまでのドラゼミにも付属してきているテキストです。これまでもこのテキストには
ドラえもんは登場してないので特に変化はないと思われます。


・会報誌「月間わくわく研究所」
「ドラゼミ」では、同様のものが付属していなかったのです。

謎解き学習「Anothre Visionからの挑戦状」や
「今月の考えるワザトレ」等が含まれるようです。

ドラゼミでは、ドラえもんの漫画一話と、そのお話に関するテーマの説明(宇宙、昆虫、地球など)が書かれていた小冊子が毎月付属していましたが、そういった、お愉しみ的な要素が含まれた冊子と思われます。

毎月学習の流れ

基本的には、ドラゼミと同様に、毎月の教材が送付されてくるのでワークブックで学習をして添削課題を提出する。

という流れになるようです。

まあ、通信教育教材なので、この辺はあまり変化がないところかと思います。


特別教材

小1コースではいかが含まれているようです。
・ひらめき平面図形パズル
・ひらめき立体図形ブロック
・小学漢字マスターブック1026字
・さくぶんテスト(年2回)


・ひらめき平面図形パズル
これは、ドラゼミでは一年生向けに「わくわく図形」として含まれていたタングラムとほぼ同じものだと思われます。


・ひらめき立体図形ブロック
立体系の副教材は、ドラゼミではなかったので新規ものでしょう。

・小学漢字マスターブック1026字
これはドラゼミでも同様の副冊子が配られていました。


・さくぶんテスト(年2回)
ドラゼミでも同様のさくぶんコンテストがありました。
たしか、夏休みと冬休みだったかと思います。
提出すると景品交換ように貯める「ドラゼミシール」がもらえましたが、おそらく同様のシステムになると思われます。

サポートコンテンツ

・まなびちゃねる
・まなびダウンロードプリント



・学びちゃねる
ドラゼミでは、有償のオプションだった解説動画が、無料となるようです。

とらのすけの場合は、小学生の内容であれば自分で解説が出来たので特に必要性は感じませんでした。


・まなびダウンロードプリント
ドラゼミでは、夏休みに、作文プリント、計算プリントが公開されてダウンロードができるようになっていました。

また漢字については、小学生で習う漢字を対象に練習プリントがダウンロードできるようになっていました。

まなびwithとなり、どのような頻度でどんなプリントが公開されるのかは不明ですが、おそらく同様の内容と推測します。

思考の達人ツール

プレスリリースの記事を見ても、この「思考の達人ツール」が、「まなびwith」の目玉の一つになっているようです。

背景としては、2020年の教育改革で重視されるアクティブラーニングや「思考力」「判断力」「表現力」に対応する。ということのようです。


この「思考の達人ツール」の中身を見てみるとビジネスマンの方々には、馴染みとなっている物も多いいわゆる「思考ツール」と呼ばれるものがいくつかピックアップされています。

※馴染みのない方々のために補足をすると、「思考ツール」というのは、「考える」や「考えをまとめる」というプロセス、やり方を体系化することで考えることの手助け」をしたり「考えた結果を人に伝える」事を容易にすることのできる、ツールです。


世の中には、様々な種類の思考ツールがありそれぞれのツールで想定利用シーン、得意な分野があります。

まなびwith(ウィズ)では、以下の10種類の思考ツールを9年かけて学ぶようです。
・ベン図
・くま手図
・ボーン図
・XYチャート
・なぜなにシート
・ステップチャート
・クラゲチャート
・イメージマップ
・バタフライチャート
・ピラミッドチャート


※ベン図なんかは、高校の数学で集合を扱うと出てくるので馴染みがあるかと思います。



とらのすけ自身はこういった、思考ツールやフレームワークロジカルシンキングなどは社会人になってから学び始めました。

なので、最近の小学生は、ここまでやらないといけないのか、大変だな~というのが正直な感想です。


そのうち、小学生が、MECE(ミッシー)とか言ったりするのか…なんだか、スゴイ時代になったものです。

※MECE Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive(ミッシー)ロジカルシンキングで使われる用語で、要するに、漏れなく、ダブりなくという意味。


なお、小学生向けの思考ツールについては以下のような本が市販されています。


評判が良さそうなので、買ってみて感想記事を書きますね。

2018/11/4追記
この本ですが、学校の先生向けの本でした。

思考ツールを使った授業の事例とかが載ってます。とらのすけを含む一般人にはちょっとハマらない内容です。




【有料オプション】AI型教材「withQubena」

公式HPに、AI型教材の記載がありました。

月500円の有料のオプションではありますがAIを活用した、タブレット教材(iPadのみ)も用意されているようです。


このオプションのAI教材自体は、AI教材のQubena Wizと同じものだろうと推測します。

本家だとひと月額1,950円なので「まなびwith」むけの価格設定なのでしょう。


とらのすけは、かねがね個人向けの教育はAIを活用した、その子の特性に合わせたテーラメイドされた教材になると思っていましたがやはり、通信教材もその流れには逆らえないようですね。


今のところ、withQubenaでは算数・数学のみが対象になっている様ですが、理科や社会などはタブレット学習と非常に相性が良いと思うので拡張されることを望みます。(国語も、漢字やことわざ等の知識系の問題はタブレット学習と相性がいいと思います)


個人的には、これは受けさせてみたいなと思える教材です。

2019/2月追記:結局申し込むことにしました。


2019/3月追記:withQubenaとセットオプションで申し込んだiPadが届きました。


キャラクター

こちらが、サンプルにあったキャラクターの紹介ページです。

IMG_6345


先生とか、男の子、女の子のキャラはまあまあかな。

ページ下のほうにいるタマゴは微妙ですね…


あまり、否定的な見解は書きたくないのですがこのタマゴのキャラクターは、何とかならなかったんですかねえ?


ドラえもんと比べると、知名度も圧倒的に劣るのは仕方がないにしても、もう少し可愛げのあるキャラにするとか、親しみがある別キャラを採用するとか。

キャラクターは、ドラゼミが圧勝です。

まとめ

現在の公開情報をもとに、まなびwith(ウィズ)の内容を分析してみました。

2020年の教育改革を睨み、従来型の算数・国語の教材に「思考の達人ツール」等の、特徴的な内容を組み込んだ教材となるようです。


「思考の達人ツール」で紹介されている思考ツール郡は、使えるようになれば、確かに非常に強力で、役に立つなツールになる得るのでここで、Z会等の他の通信教材との差別化をしていくんだろうな~と想像します。


ただ、こういったツールは、ツールを知っているだけではあまり役に立たず、そのツールの特徴や得意分野を理解して、適切に使えるようになる事がとても大切です。
サンプルの2ページだけだとどの程度使えるようになるか?はわかりませんでした。

さて、このままドラゼミの流れでまなびwithを継続するか?
それとも他の教材に移るか?判断が難しいところです。


個人的には、AI教材で先の学年の算数も学習できるのであれば継続してもいいかな?と思っていますが、もう少し検討してみたいと思います。


2019/2月追記:結局「まなびwith」を受講を継続することにしました。




それではまた。

まなびWithの資料請求はこちらからどうぞ。

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