うちの子、もうすぐ小学一年生になるけど
家庭での勉強はどうしよう?



なんてことでお悩みではないでしょうか?


こんにちは、とらのすけです。


今回は、以下のような方たち向けに記事を書きました。
・もうすぐ小学一年生になる子供がいる
・家庭学習に通信教育を活用しようと思っているけど、どの教材にしていいかで悩んでいる


以前、家庭学習には通信教育がオススメでわが家では、長男の家庭学習にドラゼミを活用していることを書きました。




次の4月で小学生になる長女もドラゼミを活用するつもりでいたのですが、こちらの記事で書いたように、ドラゼミは今年度で終了してしまいます。




これまで「ドラゼミ」にお世話になっている長男は、どうしようか?と色々と悩みましたが、長男はドラゼミを継続することにしました。




ただ、長女については、長男と性格も状況も違うので、今回改めてゼロベースで比較・検討をする事にしました。


さて、今回、比較の対象としたのは、以下の3社の通信教材です。
・まなびWith
・Z会
・ピグマキッズくらぶ



なぜ、この3つを対象にしたかというと、以下の記事でも書きましたが、長女は四谷大塚の小学生準備講座に通っていたこともあり、1年生の算数・国語で習う、基本的な内容はほぼ終えてしまっています。




このため、基礎的な内容を復習するだけの通信教育だと物足りなくなってしまう事が予想されるため、通信教育教材の中でもレベルが高い、と言われるものを対象としました。


比較方法としては、各社に資料請求を行いました。


資料請求は以下の各社のバナーをクリックすると
資料請求ページに飛ぶことが出来ます。

・まなびWith
 

・Z会


・ピグマキッズくらぶ



それでは、各社の通信教育の概要を紹介し、内容を比較してみたいと思います。

比較した通信教育の概要

まずは、各社の通信教育教材を発行している会社と、教育教材の概要を見てみたいと思います。

Z会

大学受験でおなじみのZ会の通信教育です。

小学生向けの通信教育でも、標準的な内容のスタンダードコースに加え、ハイレベルコースも用意されています。


また、Z会のページによれば、2020年度の新学習指導要領の施行に合わせて、内容の刷新が行われることとなっており、思考力をきたえることに特化したワーク教材やプログラミング学習も登場します。
2020年度から、小学校の新学習指導要領が施行されます。従来の知識の積み重ねを重視した教育から、その蓄えた知識を使いこなす力、自ら問題を発見し、答えや新しい価値を生み出す力をよりきたえていく教育への転換が見込まれています。 そこで、低学年においてとくに重視されるのは将来的な課題発見・解決能力につながる「思考力」の養成です。

Z会小学生コースではこれまでも、教科の枠にとらわれない、柔軟な思考力を身につけることができる教材を提供してきました。
 2019年度からは従来の教材に加え、みらいにつながる思考力をきたえることに特化したワーク教材やプログラミング学習が新登場! 今まで以上に、お子さまのみらいに続く、長い学びを支えていきます。

出展元:2019年4月、Z会小学生コース1年生・2年生で「みらい思考力プロジェクト」始動

ピグマキッズくらぶ

名門中学の受験で圧倒的な強さを誇る学習塾『SAPIX』の通信教育です。

思考力・記述力重視で中学受験指導に実績・定評のあるサピックス。そのサピックスが、教室の現場から研究・開発した、低・中学年のための通信教育教材です。子どもたちの考える力と創造する力を活性化させ、将来の自立的学習へ導くカリキュラム。学ぶ楽しさ、発見する驚き、わかる喜びがいっぱいです。

出典元:ピグマキッズくらぶの特徴

とあるように、思考力と記述力を伸ばすことに主眼を置いた教材は、他の通信教育教材とは、ぱっと見でも、その毛色が違うことがわかります。


フルカラーのテキストは、一見しただけだと簡単そうに見えますが、同じSAPIXから出版されている「きらめき算数脳」に出てくる問題のように、考えないと解けない問題ばかりです。


まなびWith

長男が受講しているドラゼミの後継にあたる教材です。

2020年、教育改革がスタート。
親世代が経験したことのない“まなび”がはじまります。
未知の世界が広がる将来、
子どもたちが“やりたい”を“やれる”ように、
私たちは幼児・小学生向けの通信教育「まなびwith」を誕生させました。
出典元:まなびWithHPより

と、記載されているように、2020年に開始する教育改革に合わせて
「かんがえる力」、「ひらめく力」、「つたえる力」
を育てるように、カリキュラムを刷新しています。

内容の比較

それでは書く教材の内容を比較していきたいと思います。

お値段

各社、まとめ支払いによる割引やオプション等があるため、比較が難しいのですが、以下の条件で、比較をしてみます。

・12ヶ月まとめて支払い
・入会金がある場合は、入会金を含める
・オプションコースは極力含める


この条件で各社の年間費用を出してみると、以下となります。

Z会:59,088円(4,924円/月×12ヶ月、ハイレベルコース+みらい思考力ワークセット)
ピグマキッズくらぶ:73,008円(入会金10,800円 + 5,184円×12ヶ月)
まなびwith:46,284円(withQubena タブレット無しオプション込み)


入会金の分があるとはいえ、ピグマがダントツで高いです。

また、「まなびwith」初年度は1か月分の料金が無料、のキャンペーンを行っている事もありダントツで安いです。

カリキュラム・テキスト

3教材ともに、いわゆる教科書準拠ではない独自のカリキュラムを組んでいます。

一応、各教材ともに各年度の終わりでは、その学年でカバーすべき内容はカバーして辻褄が合うようにしているようです。

また、各教材ともに教科書的な基本的な内容にプラスして

・応用・発展的な問題
・図形や思考力系の問題
・記述や読解

等の内容をカバーするための教材や、ページがあります。


各教材のテキストは、おおよそ以下のような構成になります。

■Z会ドリルZ
・わくわくエブリスタディ
・みらい思考力ワーク
・わくわくエブリスタディ経験
・プログラミング学習(年4回)


■ピグマキッズくらぶ
・ピグマシリーズ
・わくわくパワードリル


■まなびWith
・毎月のワークブック
・別冊英語テキスト
・「With Qubena」AI教材(オプション)


Z会とピグマキッズクラブはドリルが別冊で用意されている形になっています。

おそらく、Z会とピグマキッズクラブでは、各単元の内容を理解したり、考させる事をメインのテキストで行い、計算や漢字等の繰り返し学習が必要な内容を、ドリルに切り出しているのだと思われます。


一方で、ドラゼミの後継の「まなびwith」では反復が必要な学習内容も、メインのテキストに含める形になっていると思われます。


こうして並べてみると、「まなびwith」は、テキストの構成が非常にシンプルでいいですね。


親の視点から見ると、最初はこのテキスト次はこっちのドリルをという事をしなくてよくて、多少、楽だと思います。



まとめると、おおよそ以下の表のようになります。

内容 Z会 ピグマ まなびwith
教科書的な内容 ・わくわくエブリスタディ
・ドリルZ
・パワードリル ・ワークブック
 (基本ページ)
教科書
+αの発展的な内容
・わくわくエブリスタディ
 (ハイレベル)
・ピグマシリーズ ・ワークブック
 (国語マスタ、算数マスタ)
記述、読解 ・わくわくエブリスタディ ・ピグマシリーズ ・ワークブック
 (つえる作文)
図形 ・わくわくエブリスタディ ・ピグマシリーズ
・算数補助教材
・ワークブック
 (ひらめき図形)
思考力 ・みらい思考力ワーク ・ピグマシリーズ ・ワークブック
 (国語マスタ、算数マスタ)
・ワークブック
 (思考の達人ツール)


それぞれの領域に、各教材のテキストをマッピングしていますが、その内容やレベル感には違いがあります(当たり前ですね)。


特に、思考力の項目でのピグマはかなりハイレベルで、ほかの2つの教材とは一線を画した内容となっていて小学生にここまで容赦のない問題を?と思うような内容です。


また、教科書+αの発展的な内容とではZ会に軍配が上がると思います。


これは、それぞれの教材が目指している方向性の違いから出てきている特徴だと思います。


各社の教材の特徴を、一言で表すとこんな感じでしょうか
(とらのすけの個人の感覚です)


Z会:いわゆる学校の勉強も良くできて処理能力の高い、従来型のチョット物静かな優等生。

ピグマキッズクラブ:ひらめき型の宇宙人的な天才系。

まなびwith:なんでも平均以上にできて、バランス型。コミュ力高い。


サンプル教材をやってみた感想

過去の記事でも言及していますが通信教材はその子に合う・合わないが最も重要な要素です。

なぜかというと、いくら内容が素晴らしい教材でもやらなければ、全く意味がないからです。

新年や新年度に「さあ、今年こそやるぞ!」といって、TOEICなどの英語の教材を買ってみたはいいものの、一週間ぐらいで続かなくなって、結局本棚の肥やしなっている

なんて経験、皆さんもありませんか?

実は、とらのすけもつい最近、同じことをしたので、耳が痛いのですが…


子供の通信教育教材の場合は、ある程度、親の強制力を発揮して取り組ませることができるので、親次第なところもありますが、それでも、子供が毎日取り組むにあたっての相性はとても重要です。

前置きが長くなりましたが、実際に長女が、サンプル教材をやってみた感想です。

Z会

正直なところ、親としてはZ会がいいのかな?

と思っていたところがあるのですが、やらせてみるとZ会への喰いつきはイマイチというか、ちょっとイヤと感じているようでした。

何が?といわれるとよくわからないのですが長女の雰囲気から察すると、教材自体の作りがシンプルすぎて、ぱっと見で面白そうと思えなかったのではないかと思います。

取り組み始めれば、問題自体には取り組んでいたんですけどね…

ピグマキッズくらぶ

意外なことに、最も長女の喰いつきが良かったのが「ピグマキッズくらぶ」でした。

体験教材のどれをやる?と聞くと「ピグマやりたい!」

と言って、積極的に選ぶぐらいでした。

何がそんなに喰いついたポイントだったのか?ですが、おそらく、他の教材とちがうパズル的な感じが
長女の感覚に合っていたのかもしれません。

テキストの内容でも書きましたがピグマのお試し教材は、かなり容赦ない感じの問題なので、解いていてキツそうな感じでしたが、お気に入りのようです。

まなびwith

まなびwithへの反応は、まあ普通といったところでしょうか。

Z会のように、あからさまにちょっとイヤという感じもなく、ピグマキッズくらぶのように、やりたい!というわけでもなく。という感じです。

まとめ

今回の記事では、新小学一年生向けにZ会、ピグマキッズくらぶ、まなびwithの3つの通信教育の内容を比較しました。


また、資料請求時に付属していたサンプル教材を実際に長女に解かせてみてどんな感想だったかをまとめました。


通信教材は、その子に合う・合わないが最も重要な要素です。
どの通信教育教材を使うか?は必ず、子供との相性を確認してから決めてください。


一番いい確認方法は、資料請求をしてみることです。
資料を請求すると、各教材の考え方の説明資料とサンプルの教材がついてきます。

以下のリンクから、今回紹介した通信教材の資料請求ができますので、お子さんの反応を見て、比較検討してみてださい。


・まなびWith

 


・Z会
  


・ピグマキッズくらぶ



それではまた。