子供に、武術や武道を学ばせたいと思っている
または、現在進行形で学ばせている親御さん。

是非、お子さんと身の回りの危険に対して
どのように対処をすべきか?
を話してみるようにしてください。


こんにちは、とらのすけです。


拳児2の第4話がサンデーうぇぶりで公開されました。


今回のお話では、弟子を取ることについて悩む拳児と
正義感から騒動に巻き込まれる女の子のお話です。

※ネタバレを含むので、まだ読んでいない人は
先にリンク先でお話を読んでからにしてください。

拳児2 第4話のあらすじ

第4話は、拳児と昌ちゃんの対話から始まります。

どうやら昌ちゃん、旦那さんとは死別してしまっている様です。
お話では、詳しい事情はあまり述べられずにさらっと流されています。

日常生活で、しばらくぶりにあった知り合いに
こんな告白をされたら、結構驚くと思うのですが
拳児は、「そうだったんだ。」でさらっと流しいます。

事前に誰かから聞いていた。とかそういう事ですかね…
この辺りの無関心っぷりというか、なんというかが
いまだに独身な事の理由なのかもしれませんね。

さて、今回のお話では第2話でも出てきた一撃舎
の一撃先生が再び登場します。

一撃先生との組手稽古の後に、拳児が
弟子を取ることについて、悩んでいることを
一撃先生に相談し、アドバイスを受けます。

この、弟子候補というのは、第三話で出てきた
昌ちゃんの娘の凛(リン)ちゃんのことのようです。


拳児は、初めての弟子が、小学生の女の子で
それも八極拳を教えるという事に、困難さを
感じているようです。


中国拳法は全くの門外漢のとらのすけですが
「八極拳は女性向きですか?」
と聞かれたら、

「専門家じゃないけど、別のにした方がいいと思うけど…」
と答えるぐらい、女性向ではない流派だと思います。


なお、八極拳をご存知ではない方は
こちらのYouTubeをご覧ください。



その後、弟子を取ることで気づくこともある。
また、弟子に伝えていく事は、教えを受けたものの義務
だと思うというお話が続けられます。


さて、その拳児を悩ませている凛ちゃんはというと
おやじ(お爺さん?)狩りをしている
中学生4人を、見るに見かねて割って入ります。

最初はかの有名な八極拳の鉄山靠(体当たり)
で応戦するのですが、いかんせん一対多の戦いです。
あっという間に、劣勢に回って袋叩きの刑にあってしまう
という所で、今回のお話は終わります。

感想

今回の拳児のお話で、凛ちゃんがとった行動は
困っている人、暴力に苦しんでいる人を
見て見ぬふりをしないという点においては
評価されるべき点はあるとは思いますが
現代日本で、小学生がとるべき行動としては0点です。

生兵法は大怪我のもととはよく言ったもので
チョット稽古をして、何かができるようになると
自分で対処をしたくなるものですが、大きな間違いです。


現代日本においての正解は
「手元にあるスマホか、小学生なら持っているはずの
防犯ブザーを鳴らして警察を呼ぶ」
です。


武術とか格闘技をやっていると、勘違いをして
自分が強くなったような気がしてしまうものです。

ところが、実際には、かなり稽古を積んで
技と心と体を鍛えないと、使うことはとても難しいと思います。

那須川天心ぐらいのフィジカルと才能があれば
対処できるのかもしれませんが、それを一般の
ご家庭のお子さんに求めるのは、酷というものです。


もし、武術、武道、格闘技を習わせているお子さんを
お持ちでしたら、是非ご家庭で話し合って

「危険に対処をするよりも、危険な目に合わないようにすること」
「万が一危険な目に合いそうになったらどうするか?」

といった事への認識を確認してみてください。


さてさて、凛ちゃんはその後どうなるのでしょうか。
第5話のが期待されるところです。


それではまた。