こんにちは。とらのすけです。

長男が、早稲田こどもフィールドサイエンス教室 の第3 回のフィールドワーク「食虫植物の観察」に参加してきました。

今回が2019年度の2回目の参加となります。

今回のフィールドワークでは、千葉県山東市の、成東湿原に行き、食虫植物の観察をを行います。



現地は、九十九里浜の近くにあり、千葉県で残存する唯一の湿原です。
関東近縁の湿原と言うと、箱根に仙谷原湿原や、尾瀬ヶ原がありますが、こちらは山地にある湿原で、成東湿原は周囲に山の無い平地にある湿原であることが特徴になっています。

関東近縁で、食虫植物が観察できるのは箱根か、この成東湿原しかなく貴重な環境です。

食虫植物の観察の事前ワーク

今回の事前のワークは、「虫がいないところで、食虫植物は育つでしょうか?」というものです。

さて、食虫植物は何のために虫を捕食しているのか、悩んだ結果長男が書いた答えは

どうなる:かれる
理由:えいようがとれなくなるから

というものでした。

さて、実際どうなるのでしょうか?フィールドワークでの解説が楽しみです。

出発前の様子

今回の集合場所は、前回と同じく旗の台です。
集合時間は朝の7時20分。とらのすけの自宅からだと、家を6時30分くらいに出ないと間に合いません。

旗の台の待ち合わせ場所に行き程なくしてバスが着ました。

今回は、1号車のみの1台構成でした。
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学習内容

さて、今回のフィールドワークでは、食虫植物の観察を通して植物の成長に必要なものは何か?を学習しました。

ご存知のように、植物は光合成で栄養を作ることが出来るため、動物のように獲物を捕食する必要がありません。
ただ、すべての栄養を光合成だけで賄えるかというと、そうではなく窒素化合物などを土から根を通して吸収する必要があります。

教室では、配布された以下のようなプリントでこのことを学習しました。
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ただ、食虫植物が生えている湿原では、地面の土がほとんどなく水を含んだスポンジのような、ズブズブとした所です。このため、土から生育に必要な栄養を取ることが出来ません。食虫植物は、土から摂取する代わりに、虫を捕食することで生育に必要な栄養を補っています。

また、食虫植物が虫を捕食す3つの方法についても学習しました。
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こちらが、現地で観察をして行ったスケッチです。
現地ではモウセンゴケ以外にもイシモチソウも見ることが出来たようです。

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感想

今回が今年度の2回目のフィールドサイエンス教室でした。

食虫植物という、変わった植物の観察と、なぜ虫を捕食するのか?という事の学習と、考察を通して植物がどのように栄養を作り出しているのか?成長に必要なものが何か?を学習することが出来たのではないかと思います。

これからも、いろいろと体験を通して学んでくれればと思います。

次回のフィールドサイエンスは8月で、テーマは「死なないプラナリア」となります。


昨年のフィールドサイエンス教室参加記録はこちらから。



それではまた。