日常で何気なく眺めている地図。
どうやって作っているのか不思議に思ったことはありませんか?
こんにちは、とらのすけです。
地図アプリって便利ですよね。Google先生に聞けば、目的地まで、どの時間のどの電車に乗ればいいかも、電車を降りてどう歩けばいいのかまで教えてくれます。
その昔、地図アプリがなかった時代は、どうやって目的地まで行っていたのか?を思い出すことすらできません。
そんな日常生活に欠かせない地図は、どのようにつくられているのでしょうか?
現代では、GPSなどを使った測量技術の発達により非常に正確な地図を作ることが出来ますが、そんな技術がなかった時代は、一体どうやって地図を作っていたのでしょうか?
日本で最初に精巧な地図を作った人として「伊能忠敬」がいます。彼は、170年も前に、約17年間もかけて日本中を歩き回って地図を作製したといわれています。
その地図は、のちに日本を訪れた欧米人がその精巧さに驚いき、手に入れたがった(現代人にはピンときませんが、精巧な地図は軍事上非常に重要な情報となります)と言われています。
さて、今回は、そんな地図をどうやって作るのか?の一端を体験することのできる
芝浦工大のオープンテクノキッズ「2019年の伊能忠敬になろう」に参加をしてきた記事になります。
芝浦工大のオープンテクノキッズは、芝浦工業大学が主催しているオープンテクノキッズという、子供向けの講座となります。
子供の科学や工学へ関心を高めることを狙いとして、体験を中心にした様々な講座が開催されています。
開催されている講座を見ると、中々面白そうな講座が開催されています。各講座は応募者の中からの抽選制となっているので、参加できるかは運しだいとなります。
今回、運よく抽選で当選できたのは、「2019年の伊能忠敬になろう」という講座になります。
今回の講座は、豊洲にある、芝浦工大付属中学高等学校で開催されました。
14:00開始で余裕でつけるように家を出たのですが、ここで痛恨のミス!GoogleMapで目的地を入力するときに「芝浦工業大学 豊洲キャンパス」を検索してしまいました。
13:50に「芝浦工業大学 豊洲キャンパス」到着をしたところで、何かがおかしい?と配布された資料をよくよく見ると、会場は、「芝浦工大付属中学高等学校」とのこと…
さっそくGoogleMapで検索をすると、ほぼ豊洲駅の反対側にあり、歩いて20分ぐらいかかる位置にあります。
長男と2人でダッシュで現地に向かいますが、どう考えても開始時刻に間に合いそうもありません。
汗だくになりながら走り続け、途中で運よくタクシーを拾うことが出来、結果何とか開始数分後の許容範囲の時間に到着することが出来ました。
いや~、本当に焦りました、豊洲に大学も中学高校もあるなんて思わないですよね…
ごめんなさい、ただの確認不足です(;'∀')
さて、講座はまず長さの単位の歴史を学ぶことから始まります。
その昔は、手の長さ、足の長さなどの人体のパーツを基準にして長さの単位を決めていた時代、その後地球の大きさを基準になり、現在では光の速さを基準にして長さの単位が決められていることを座学で学びます。
講座では、手の長さ、足の長さなどを実際にメジャーを使って、自分の長さがどのくらいなのか、隣の子たちや、教室にいる子達がどのくらいの長さなのか?を計りながら学習が進められていきます。
各テーブルには、芝浦工業大学付属高等学校の高校生がアシスタントとしてついてくれて、子供たちがメジャーで測ったり、計算をしたりするのを手伝ってくれます。
ちなみに1フィートという単位は、足のかかとからつま先までの長さが基準になって作られた単位で、約30cmとのこと。30cmって、どんだけ大きな足の人を基準にしたんでしょうかね。
さて、その次は廊下に出て自分の歩幅がどのくらいなのか?を計算します。
廊下には20m間隔の線が引かれていて、端から端まで歩くときに何歩で歩いたか?を測り、一歩の歩幅を計算します。
歩測にあたっては、やはり芝浦工大付属高校の高校生の方々がお手伝いをしてくれます。
今回の計測では、歩数の計測は3回行い平均をとって歩幅を計算しました。
ところで余談ですが、皆さんは自分の歩幅を計算したり、歩測をしたことってありますか?
とらのすけは、その昔、コンパスと地図を使って富士山の樹海の中をコンパス行進する際に、歩測のしかたや、樹海のような目標物が非常にわかりにくい場所を歩く際の移動方法を学びました。
樹海の中って、コンパスを使えば方角は正確にわかるんですけど、周りの景色が非常に似通っていて、且つそれなりに地面がぼこぼことして上り下りがあるので、ちょっと気を抜くと自分が進んでいた方向がわからなくなってしまうんです。
そんな時には、最初にコンパスを使って進行する方角を決め、その射線上にある特徴の目標物を決めて、その目標物に向かって進むようにし、目標物まで到着したら再度次の目標物を決めて歩いていきます。これを繰り返すことで、上り下りなどをした際に、進行方向を見失わずに済むことが出来ます。
ちなみにですが、富士山の樹海でもコンパスは全然狂わずに使えます。
よく漫画なんかで何もしないのに、手に持ったコンパスがグルグル回るみたいな描写が出てきますが大嘘です。
もし、立って何もせずにコンパスがグルグル回るような現象が発生しているとすれば、発電して有効利用できてしまいます。(笑)。
さて、一歩の幅がわかったところで、外に出て歩測で建物の長さを測ります。
歩きながら歩数を数えるのは、きっと初めてだと思いますがうまくできるでしょうか?
歩数を測り終わったら、教室に戻って歩幅から距離を計算します。
こちらがその結果です。
歩測による計算だと建物の長さは66.08mとの結果でした。
実際の建物の長さは約68.7mとのことで2.7m、約4%の誤差です。ちょっと大きい誤差ですが体験なので仕方がないかなと。
その後、以下の2つの別の方法で建物の長さを求める自習を行い、今回の講座は終了しました。
・地図の上で定規で長さを測り縮尺から長さを求める。
・Google Earthで測ってみる
芝浦工大のオープンテクノキッズ「2019年の伊能忠敬になろう」に参加をしてきました。
身近にある地図を題材に、長さの単位や、歩測などの体験が出来て、長男も楽しかったとのことでした。
また、地図の縮尺や比を使った計算や、平均値の計算や使い方も体感的に学ぶことが出来た講座だったと思います。
同じ日に、別の教室では高学年向けにロボット作成のセミナーなども開催されていて、そちらも楽しそうでした。
抽選制なので、参加できるかどうか?は運次第ですが興味のある講座があったら申し込んでみてはいかがでしょうか。
それではまた。
どうやって作っているのか不思議に思ったことはありませんか?
こんにちは、とらのすけです。
地図アプリって便利ですよね。Google先生に聞けば、目的地まで、どの時間のどの電車に乗ればいいかも、電車を降りてどう歩けばいいのかまで教えてくれます。
その昔、地図アプリがなかった時代は、どうやって目的地まで行っていたのか?を思い出すことすらできません。
そんな日常生活に欠かせない地図は、どのようにつくられているのでしょうか?
現代では、GPSなどを使った測量技術の発達により非常に正確な地図を作ることが出来ますが、そんな技術がなかった時代は、一体どうやって地図を作っていたのでしょうか?
日本で最初に精巧な地図を作った人として「伊能忠敬」がいます。彼は、170年も前に、約17年間もかけて日本中を歩き回って地図を作製したといわれています。
その地図は、のちに日本を訪れた欧米人がその精巧さに驚いき、手に入れたがった(現代人にはピンときませんが、精巧な地図は軍事上非常に重要な情報となります)と言われています。
さて、今回は、そんな地図をどうやって作るのか?の一端を体験することのできる
芝浦工大のオープンテクノキッズ「2019年の伊能忠敬になろう」に参加をしてきた記事になります。
芝浦工大オープンテクノキッズとは
芝浦工大のオープンテクノキッズは、芝浦工業大学が主催しているオープンテクノキッズという、子供向けの講座となります。子供の科学や工学へ関心を高めることを狙いとして、体験を中心にした様々な講座が開催されています。
開催されている講座を見ると、中々面白そうな講座が開催されています。各講座は応募者の中からの抽選制となっているので、参加できるかは運しだいとなります。
今回、運よく抽選で当選できたのは、「2019年の伊能忠敬になろう」という講座になります。
2019年の伊能忠敬になろう
今回の講座は、豊洲にある、芝浦工大付属中学高等学校で開催されました。14:00開始で余裕でつけるように家を出たのですが、ここで痛恨のミス!GoogleMapで目的地を入力するときに「芝浦工業大学 豊洲キャンパス」を検索してしまいました。
13:50に「芝浦工業大学 豊洲キャンパス」到着をしたところで、何かがおかしい?と配布された資料をよくよく見ると、会場は、「芝浦工大付属中学高等学校」とのこと…
さっそくGoogleMapで検索をすると、ほぼ豊洲駅の反対側にあり、歩いて20分ぐらいかかる位置にあります。
長男と2人でダッシュで現地に向かいますが、どう考えても開始時刻に間に合いそうもありません。
汗だくになりながら走り続け、途中で運よくタクシーを拾うことが出来、結果何とか開始数分後の許容範囲の時間に到着することが出来ました。
いや~、本当に焦りました、豊洲に大学も中学高校もあるなんて思わないですよね…
ごめんなさい、ただの確認不足です(;'∀')
長さの単位の歴史
さて、講座はまず長さの単位の歴史を学ぶことから始まります。その昔は、手の長さ、足の長さなどの人体のパーツを基準にして長さの単位を決めていた時代、その後地球の大きさを基準になり、現在では光の速さを基準にして長さの単位が決められていることを座学で学びます。
講座では、手の長さ、足の長さなどを実際にメジャーを使って、自分の長さがどのくらいなのか、隣の子たちや、教室にいる子達がどのくらいの長さなのか?を計りながら学習が進められていきます。
各テーブルには、芝浦工業大学付属高等学校の高校生がアシスタントとしてついてくれて、子供たちがメジャーで測ったり、計算をしたりするのを手伝ってくれます。
ちなみに1フィートという単位は、足のかかとからつま先までの長さが基準になって作られた単位で、約30cmとのこと。30cmって、どんだけ大きな足の人を基準にしたんでしょうかね。
自分の歩幅を測ろう
さて、その次は廊下に出て自分の歩幅がどのくらいなのか?を計算します。廊下には20m間隔の線が引かれていて、端から端まで歩くときに何歩で歩いたか?を測り、一歩の歩幅を計算します。
歩測にあたっては、やはり芝浦工大付属高校の高校生の方々がお手伝いをしてくれます。
今回の計測では、歩数の計測は3回行い平均をとって歩幅を計算しました。
ところで余談ですが、皆さんは自分の歩幅を計算したり、歩測をしたことってありますか?
とらのすけは、その昔、コンパスと地図を使って富士山の樹海の中をコンパス行進する際に、歩測のしかたや、樹海のような目標物が非常にわかりにくい場所を歩く際の移動方法を学びました。
樹海の中って、コンパスを使えば方角は正確にわかるんですけど、周りの景色が非常に似通っていて、且つそれなりに地面がぼこぼことして上り下りがあるので、ちょっと気を抜くと自分が進んでいた方向がわからなくなってしまうんです。
そんな時には、最初にコンパスを使って進行する方角を決め、その射線上にある特徴の目標物を決めて、その目標物に向かって進むようにし、目標物まで到着したら再度次の目標物を決めて歩いていきます。これを繰り返すことで、上り下りなどをした際に、進行方向を見失わずに済むことが出来ます。
ちなみにですが、富士山の樹海でもコンパスは全然狂わずに使えます。
よく漫画なんかで何もしないのに、手に持ったコンパスがグルグル回るみたいな描写が出てきますが大嘘です。
もし、立って何もせずにコンパスがグルグル回るような現象が発生しているとすれば、発電して有効利用できてしまいます。(笑)。
実際の建物を測ってみよう
さて、一歩の幅がわかったところで、外に出て歩測で建物の長さを測ります。歩きながら歩数を数えるのは、きっと初めてだと思いますがうまくできるでしょうか?
歩数を測り終わったら、教室に戻って歩幅から距離を計算します。
こちらがその結果です。
歩測による計算だと建物の長さは66.08mとの結果でした。
実際の建物の長さは約68.7mとのことで2.7m、約4%の誤差です。ちょっと大きい誤差ですが体験なので仕方がないかなと。
その後、以下の2つの別の方法で建物の長さを求める自習を行い、今回の講座は終了しました。
・地図の上で定規で長さを測り縮尺から長さを求める。
・Google Earthで測ってみる
まとめ
芝浦工大のオープンテクノキッズ「2019年の伊能忠敬になろう」に参加をしてきました。身近にある地図を題材に、長さの単位や、歩測などの体験が出来て、長男も楽しかったとのことでした。
また、地図の縮尺や比を使った計算や、平均値の計算や使い方も体感的に学ぶことが出来た講座だったと思います。
同じ日に、別の教室では高学年向けにロボット作成のセミナーなども開催されていて、そちらも楽しそうでした。
抽選制なので、参加できるかどうか?は運次第ですが興味のある講座があったら申し込んでみてはいかがでしょうか。
それではまた。
コメント